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〈熱中症〉~本当の予防方法~

暑い夏を元気に乗り切るために、熱中症予防は欠かせません。しかし、単に水分を摂るだけでは不十分かもしれません。私たちの体は、本来持つ体温調節機能を最大限に活かすことが重要です。その鍵は、食生活と日々の習慣にあります。   [食生活] まず、「四毒」小麦粉、植物性の油、乳製品、甘いもの)を避けることが推奨されます。特に植物性の油は血管を硬化させ、血流を悪くする「冷え性」の原因となるため、体の自然な体温調節機能を妨げる可能性があります。また、甘いものも健康に悪影響を及ぼし、これらを避けることで体の機能が正常化に向かいます。   [水分摂取] 次に、適切な水分摂取も大切です。水分は摂りすぎると胃液が薄まり、かえって体に負担をかけることがあります。肉体労働をしていない日常であれば、1日に800mlから1Lを目安にしましょう。炭酸水は胃液を薄めにくいとされています。   [生活習慣] さらに、日本の伝統的な生活習慣も体温調節に役立ちます。   ■太陽の光を浴びる:朝の光を浴びることで体内時計が整い、体のリズムが正常になります。夏には海水浴やプールなどで体を自然に冷まし、汗をかくことも大切です。   ■入浴習慣:シャワーだけでなく、湯船に浸かることで体を芯から温め、血流を促進します。熱いお風呂の後に首などを冷水で冷やすと、脳の冷却にもつながります。     現代社会では、地球温暖化だけでなく、食生活の変化も熱中症にかかりやすい体質を作る一因とされています。加工食品や外食に潜む「四毒」を避け、昔ながらの和食中心の生活に戻すことが、健康的な体温調節機能を高め、夏を快適に過ごすための第一歩となるでしょう。